はりーのまったり本日記

だいたい読んだ本を紹介してます。

他の成長は我の成長。「バケモノの子」

                                                                                                               2020/05/07 PAGE27

 

 こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。

 だいぶ本を買ってしまったので、本棚が欲しいと思い平積みされていた本の整理をしました。すると、すごく懐かしい本を発見しました。中学生のころに映画館で見た記憶が鮮明に残ってます。私の青春時代の1冊です。ぜひ思い出してみてください。

 今回紹介する本は、細田守さんの

 「バケモノの子」です。この作品は私が映画を見たこともあり印象が強く記憶に残っています。特に、リリーフランキーさんの役の「百秋坊」がまさにリリーフランキーさんっていう感じだったのを読んでいて思い出しました。

 細田守さんもリリーさんに寄せていたのだと思われます。

 さて、5年前の話題作になりますが紹介していきます。

バケモノの子 (角川文庫)

バケモノの子 (角川文庫)

  • 作者:細田 守
  • 発売日: 2015/06/20
  • メディア: 文庫
 

 

1. あらすじ

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 主人公の蓮は9歳にして母親が亡くなり一人となった。母親の家系は、由緒ある家柄でその家系の唯一の男の子である蓮は跡取りとして親戚に引き取られることになった。父親は、母親の家系が蓮を引き取るために無理やり引き離した。蓮はそんな親戚が大嫌いだった。蓮はひとりで生きていくと家を飛び出した。

 街に出た蓮は、ある夜に「バケモノ」と出会った。かれは「ついてくるか?」と言ってきた。あまりの驚きに状況を理解できずに興味本位に蓮はかれを追いかけた。しかし、後ろから突然警察官につかまった。必死で逃げる際にかれの入っていった路地に入っていくとそこには「バケモノ」達の世界が広がっていた。

 「バケモノ」と蓮は共に成長していくのだった。

 「バケモノ」と「人間」に師弟のようで家族ような絆が芽生える感動作品です。

2. 感想

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 感想は、蓮とバケモノの掛け合いが仲の悪い家族みたいでのどかだと思いました。

 また、何をモチーフにしてかいたのか。どんなことを考えて書いたんだろうと、とても想像させられました。歴史上の人物の師弟関係に似たものがいたのかなと細田守さんに聞いてみたくなりました。(インタビュー記事とかで言っていましたらコメントなどでお知らせください!!)

 また、主人公の成長によってバケモノも成長しているのを見ていると、人を育てることは難しい分、自分の利益になることがあると気づくことができましたね。

 私も機会があれば面倒くさがらず積極的に取り組む必要があると感じました。

 内容も会話が多く読みやすいので小、中学生に読んでほしい本です!

3. 最後に

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  いかがだったでしょうか?同世代の方にはかなり懐かしい本だと思いますのでそのころを思い出すトリガーとして手に取ってみてください。私は良くも悪くもそのころを思い出しましたね…。

 この記事がよかったと思った方は星ボタンを、質問等はコメントをよろしくお願いします。(答えられそうなものだけそのころに関する質問も受け付けますw)

 

 それでは、また。