違和感演出、気づけば脳汁。「イニシエーションラブ 著 乾くるみ」
2020/06/04 PAGE55
こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。
最近、スマブラ欲が高まってきて、さらに時間が無くなってきました。
1日が48時間になれば幸せなのになぁ、
っとできもしないことを願っている日々であります。
さて、今回私が読んだ本は、乾くるみさんが書いた、
「イニシエーションラブ」です。
本の帯に、二度読み返す本だ!とか、
最後の二行であなたは騙されていることに気づく!とか、
そんな感じで書いてあったので、騙されまいと思って読みました。
読み終わった結果、なんのこっちゃ意味が分からず、そもそも騙されるとかではなく謎すら理解できないありさまでした。(お恥ずかしい)
これを書く今は、二回読んで理解していますので、早速紹介していきましょう。
(そういう意味では、違和感演出でした。)
1. あらすじ
主人公とヒロインは、友達に誘われた合コンで知り合った。
二人は順調に愛をはぐくみ愛し合った。
これ以上にない、青春のひと時を過ごすのだった。
そんなほろ苦さもある青春小説が続いているように見えた。
最後の二行を見るまでは。
様々なところに伏線を仕掛けてある。
最後の二行に達する前に、この小説の違和感にあなたは気づくことができるのか。
二回読んで、謎を振り返りたくなる爽快なミステリーです。
2. 感想
この本を読んだ感想としては、最初に気づくことができず悔しいといった感想です。
ラストに進むにつれて、違和感が大きくなっていたのは確かだったんですが、
物語の謎の核心に気づいたのは、やはり最後の二行だった感じですね。
ただ、文章中に出てくる情景描写からすこし気持ち悪さを感じていたので、
私より+20歳上の人であれば、この違和感に気づくことができるのかもしれません。
皆様もこの違和感演出に気づけるかどうか、チャレンジしてみて下さい。
(余談ですが私は̪、シト新の違和感演出が大好きです。)
3. 最後に
いかがだったでしょうか。私は、いつもあとがきや解説を読む人なんですが、
この本の解説を読んだおかげで、物語の謎を完全に理解した感じになります。
解説が違和感そのものでしたしね。ぜひ、チャレンジしてみて下さい。
もし、読者様の中でこの本の謎に最後の二行よりも前に気づいた方がいらっしゃれば、どこの変で気づいたか連絡ください。私、気になります!お待ちしてます。
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それでは、また。