ディズニーキャストの9割がアルバイト!? オリエンタルランドの教育法とは…?
2020/4/15 PAGE5
あなたは東京ディズニーランド®に行ったことはありますか?
先日休園を発表し多くのファンが悲しみをあらわにしていました。私もその一人です(笑)。
さて本題に入りますが、東京ディズニーランド®で働くスタッフのことをキャストと言います。(私たちお客様のことはゲストと言います。)
細部まで気を配られており笑顔の絶えないキャストさんを見て幸せな時間を過ごしますよね??実はキャストの9割がアルバイトであることをご存じでしょうか??
かくして私も年に一回はインパ(入園すること)するくらいにディズニーランドが大好きなのですが、この本を手に取った時には「不可能だ‼ 嘘だっっ‼‼‼」(ひぐらしより)という感じでしたね(笑)。しかし、今回の本を読み進めればそれが事実であり可能であることを知ります。ぜひお手元にどうぞ。
1. バイトが9割でも最高のサービスが提供できる理由
さてどうして東京ディズニーランドのキャストさんが9割アルバイトでもリピート率98%以上やディズニーランドの中でも世界一の来場者数を記録できるのでしょうか。
その理由は、オリエンタルランドの掲げる精神とそれに基づく教育法にあります。この本では5つのチャプターにわけて、この教育法を説明しています。
1-1. 育てる前に教える側の足場を作る
ここでは理想の上司とは何であるかについてかかれています。ディズニーランドでは高度な「トレーニング・パッケージ」が組み立てられており、これを経た後にオンステージ(お客様のいる空間)にデビューできます。
その際にトレーナーとして教える立場にある人はアルバイトから選ばれるそうです。 驚きですね…。
このトレーナーを選ぶ基準は様々あるらしいのですが主に「人に教えることに喜びを感じているか」を重要視しているみたいです。やはり熱心なる指導が大切だということがわかりますね!
1-2. 後輩との信頼関係を築く
この後輩との信頼関係を築く際に重要とされていたのは、上司や先輩がしっかりとしたリーダーシップを持ち言う事に責任を持つこととされています。言っている本人が実行できていなかったり、言うことが二転三転する人は信用できませんもんね!これはかなり大事だなと考えさせられました。
1-3. 後輩のコミュニケーション能力を高める
ここでは後輩との価値観の共有のしかたや、面談のときの注意点が書かれていました。質のいい接客やサービスの提供には、やはりコミュニケーションが欠かせません。そこで東京ディズニーランド®では自己理解の領域を大きくすることが重要であると書いていました。自己理解のことに関して詳しく書いてしまうとかなり長くなってしまうので詳しくはこの本をご覧ください。
1-4. 後輩のモチベーションを高める
ここまでで後輩との関係についてを重要視してきましたが、ここからは後輩自身のやる気に関してが書かれていました。やはり本人のやる気は働くうえでとても重要みたいです…。モチベーションを高く維持しているグループの特徴には、
・いつも笑顔
・アイコンタクトをとっている
・挨拶をする
があったみたいです。社会人にとって当たり前のことなのですが、ずっと実践しているかと言われれば…、と考えさせられましたね。世界1ともいえるサービスを提供するディズニーランドでも基礎はとても大事であることが伝わってきました。
1-5. 後輩の自立心・主体性を高める
最後は、後輩の自立心や主体性の高め方についてです。
主な方法は、フィードバックをするとのことです。これは上司、先輩、同僚もやることが求められ、後輩への自信につながります。またフィードバックの末に小さな目標「スモールステップ」を作ることで後輩の主体性を作ることに成功しているとのことです。
後輩のことをしっかり見ていないとできないことであるために後輩の自信につながることは間違いないと思いました。またスモールステップの考えについては、どの団体に所属していても使えることだと思ったので実践するべきだと思いました。
2. おすすめな人
この本は、組織や団体に所属している人におすすめします。
さらに言えば団体の中でも上の立場にある人間は必ず読むべきだと思いました。
この本には、普通の会社にも当てはまるようなどこの会社や団体でもできるメゾットがぎっしりと詰まっていました。確かにオリエンタルランドは大企業であるためかなりの経済力を持っていて真似をすることができないところもあるなと感じました。
しかし、教育のメゾットに関してはどこの組織・団体にも当てはまることばかりでした。是非読んで実践して、ステップアップを目指しましょう。
3. 最後に
いかがでしょうか? 私が初めて東京ディズニーランド®に行ったときに表せられない感情にまみれた理由が少しわかりました。お客様を感動させる根本はこのような仕組みだったのかと、再度感動させられた本でした。良ければご覧ください。
また、記事のお気に入りボタンやコメントをお待ちしています。
読者様の思いが私の書くモチベーションの支えです。どうかよろしくお願いします。
それでは次回の記事でお会いしましょう!さようなら。