はりーのまったり本日記

だいたい読んだ本を紹介してます。

70億ではない、たった一人の絶唱集「絶唱 著 湊かなえ」

              2020/4/28 PAGE18

 

 こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。

 今日読んだ本は、湊かなえさんの「絶唱」です。

 ?「6人じゃない、私の束ねるこの歌は、

    70億の絶唱だぁぁぁぁーーー!!!」

 

 どこからか変な声が聞こえますが…。

 無視して、本紹介に入ります。

 

絶唱 (新潮文庫)

絶唱 (新潮文庫)

 

1. あらすじ

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 舞台は南の国、「トンガ」。

 秘密抱えた日本人4人が、ここに集まり物語は進む。

 母親に存在を否定され、本当の自分を消す「楽園」を探す女。

 守れなかった小さな命を周囲には隠し、今にでも離れたいと一方的に思っている女性。

 馬鹿な男の子供を授かり、一人で育てる女性。

 友達のことで、公開を抱える女性。

 四人のいるこの島で、止まっていた私たちの時間は、動き出す。

 喪失感があふれるお涙なしでは見られないミステリーになっています。

2. 感想

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 私が読んだ感想は、湊かなえさん特有の「人間の重み」がしっかり描かれていて、心をえぐられたといった思いです。

 最初の、母親が娘の存在を否定するあたりが、特に印象的でした。

 かなり傷つく言葉ですね。心痛かったです。

 そのあとの婚約者も、典型的な重い男でくず男の話で、はたからみたら束縛はこのように映るのかと、震えてました。

 また、物語の主軸が二組なので、登場人物の整理や話の整理が「ユートピア」よりもしやすく、スピード感も最初からあり、かなり読みやすかったです。

 かなりおすすめです。

 

hollywoodbooklog.hatenablog.com

 

3. 最後に

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 いかがだったでしょうか。

 湊かなえさんらしい作品で、読む価値は十二分にあると思います。

 是非ご覧ください。

 また、記事に星マークやコメント、お待ちしてます。

 それでは、また。

 

絶唱 (新潮文庫)

絶唱 (新潮文庫)

 

 

 

 ??????「おめでとう!!!おめでとう!!!おめでとう!!!おめでとう!!!おめでとう!!!おめでとう!!!」デデデデデデーン!!!

 

 【次回】 「神去りなあなあ日常」三浦しをんさん かも…?