心のもとに、人がいる。「コンビニ人間 著 村田沙耶香」
2020/06/02 PAGE53
こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。
写真を撮ることに興味を持った私ですが、今日はある観光地に写真を撮りに行ってました。日陰は涼しく回りやすかったのですが、ひなたはすごくしんどかったです。
これはもうすぐ夏が来る合図です…。日傘でも買おうかな…。
さて、今回私が読んだ本は、村田沙耶香さんが書いた、
「コンビニ人間」です。
芥川賞を受賞しており、現代世界に問いかけるような内容になっています。
早速紹介していきましょう。
1. あらすじ
主人公は、昔からおかしいとさげすまれていました。
どこのカウンセリングに行っても、彼女はどこを直さなければならないのかわからないのだから。
壊れていると思われてきた彼女も、大学生になり、コンビニでアルバイトを始めた。
ただこれだけで、周りからは人間扱いされた。
そして自分にもあっている気がしていた。
そうやって36歳まで生きてきた。ずっとコンビニバイトをして。
そんな彼女の職場に婚活目当ての男がアルバイトで入った。
この男が曲者で、壊れた二人の同棲生活が始まる。
今の世界の在り方を問う小説です。
2. 感想
本を読んだ感想としては、最初の入りがとても魅力的でした。
個性の強い主人公が、社会から排除されがちな世界です。
それを助けたのが、「店員」の仮面をかぶることのできるコンビニ。
これは、かなり感慨深いものを感じました。
みんなと違うものを排除しようとする姿勢は、本当に怖いものを感じます。
この小説に出てくる「人間」になっていないか振り返ることができました。
ぜひ、どうぞ。
3. 最後に
いかがだったでしょうか。
私たちに何かを問いかける小説でしたね。
今一度、自分の言動を考え直すきっかけになる話でした。
見る人によっていろいろな考え方が出ると思いますので、
いろいろな人に見てほしいです。よろしければ、ぜひ。
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それでは、また。