はりーのまったり本日記

だいたい読んだ本を紹介してます。

心のもとに、人がいる。「コンビニ人間 著 村田沙耶香」

                             2020/06/02 PAGE53

 

 こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。

 写真を撮ることに興味を持った私ですが、今日はある観光地に写真を撮りに行ってました。日陰は涼しく回りやすかったのですが、ひなたはすごくしんどかったです。

 これはもうすぐ夏が来る合図です…。日傘でも買おうかな…。

 

 さて、今回私が読んだ本は、村田沙耶香さんが書いた、

 「コンビニ人間」です。

 芥川賞を受賞しており、現代世界に問いかけるような内容になっています。

 

 早速紹介していきましょう。

 

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

 

1. あらすじ

f:id:HollyWoodLog:20200520225422j:plain

 主人公は、昔からおかしいとさげすまれていました。

 どこのカウンセリングに行っても、彼女はどこを直さなければならないのかわからないのだから。

 

 壊れていると思われてきた彼女も、大学生になり、コンビニでアルバイトを始めた。

 ただこれだけで、周りからは人間扱いされた。

 そして自分にもあっている気がしていた。

 そうやって36歳まで生きてきた。ずっとコンビニバイトをして。

 

 そんな彼女の職場に婚活目当ての男がアルバイトで入った。

 この男が曲者で、壊れた二人の同棲生活が始まる。

 今の世界の在り方を問う小説です。

2. 感想

f:id:HollyWoodLog:20200423215950j:plain

 本を読んだ感想としては、最初の入りがとても魅力的でした。

 個性の強い主人公が、社会から排除されがちな世界です。

 それを助けたのが、「店員」の仮面をかぶることのできるコンビニ。

 これは、かなり感慨深いものを感じました。

 みんなと違うものを排除しようとする姿勢は、本当に怖いものを感じます。

 この小説に出てくる「人間」になっていないか振り返ることができました。

 

 ぜひ、どうぞ。

3. 最後に

f:id:HollyWoodLog:20200411023540j:plain

 いかがだったでしょうか。

 私たちに何かを問いかける小説でしたね。

 今一度、自分の言動を考え直すきっかけになる話でした。

 見る人によっていろいろな考え方が出ると思いますので、

 いろいろな人に見てほしいです。よろしければ、ぜひ。

 

 また、この記事がよかったと思った方は星ボタンを、

 質問等はコメントをよろしくお願いします。TwitterのDMもお待ちしています。

 https://twitter.com/hollywood4

 

 それでは、また。