あなたのために歌う「クジラは歌をうたう 著 持地佑季子」
2020/05/22 PAGE42
こんにちは。はりー（id:HollyWoodLog）です。
1日1冊、本を読むようになってから文章を読むスピードが格段に上がりました。
毎日積み重ねるって大事ですね。
さて、今回私が読んだ本は、持地佑季子さんが書いた、
「クジラは歌をうたう」です。
本屋に行って、（＊緊急事態宣言解除後）表紙とタイトルの雰囲気だけ買った本なので、過度な期待もなく読みました。
さて、早速紹介していきましょう。
1. あらすじ
ある少女の死をきっかけに逃げるようにして、沖縄から東京に出てきた主人公。
沖縄を出てから、12年がたった。12年間一度も帰っていない。
12年間で彼女もできて、結婚の話も出てきた。
それなりにうまくいっている人生だった。
ある日の夜、夢を見た。少女の夢だ。
懐かしくなって、主人公と少女しか知らないブログを開いた。
12年前から止まっていた更新。
しかし、一番上に見慣れない記事がある。
数時間前に更新されていた。少女は死んでいるはずなのに。
誰が更新したのだろうか。
彼の中で止まっていた時間が動き出した。
いったい誰がブログを更新したのか、謎がはびこる恋愛小説です。
2. 感想
感想としては、青春要素の強くすっきりした小説でした。
情景描写がきれいで、この話は沖縄のどこを話しているのかと気になりました。
クジラを見たことがなかったので、これを機に見に行く方法を調べようとも思いました。この話の肝になる謎については、拍子抜けな感じがしましたが、現実的で「そんなもんだろ？」って言われている感じでした。
文章量もそんなにないので、手に取ってみて下さい。
（きれいな描写や、こってこての青春ストーリーなのに、メディア化されていないのが驚きでした。かわいい新人女優さんとかのデビュー作とかにならないかなぁ…。）
3. 最後に
いかがだったでしょうか？ぶっちゃけおすすめレベルはそんなに高くないです。
沖縄が好きだという方にも、そこまで沖縄要素が強くないのでお勧めできません。
ただ、「青春小説をよみあさっているんだ！」には、いいかもしれません。
ミステリー小説としての役割もあると思うので、ミステリー初心者の方でも読みやすいと思います。そんな方々には、おすすめします。
また、この記事がよかったと思った方は星ボタンを、
質問等はコメントをよろしくお願いします。TwitterのDMもお待ちしています。
https://twitter.com/hollywood4
なんでもお待ちしてます。
それでは、また。
