はりーのまったり本日記

だいたい読んだ本を紹介してます。

成り立つための承認欲求と裏の顔。「何者 著 朝井リョウ」

                             2020/06/08 PAGE59

 

 こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。

 家の目の前にある公園で、子どもが遊んでいるのを見ると、私自身が遊んでいたことを思い出します。よく一人で、上に向かってフリスビーをなげ、追いかけてたなぁ。

 

 さて、今回読んだ本は、朝井リョウさんが書いた、

「何者」です。

 

 早速紹介していきましょう。

 

何者(新潮文庫)

何者(新潮文庫)

 

1. あらすじ

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 主人公は、就職活動を迎えていた。

 いろいろな就活仲間に出会い、情報を共有しあった。

 しかし、SNSや面接の嘘や本音によって、彼らの関係が次第に壊れ、ボロボロになっていく。

 そして最後の30ページでは、主人公の実際の目線がすべて記されていて、

 本当の物語が現れる。

 これから就活生のあなたの励みになりうる1冊です。

2. 感想

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 感想としては、登場人物のほぼ全員に焦点を当てストーリーが進むため、内容がなかなか薄いなと感じました。最後の30ページも、1個目のツイートを見れば、あとはお察しな感じでしたので、私自身は面白くないと思いました。

 しかし、今年から就活生の私には、自分の考えるべきことを示してくれるいい本だとも思いました。就活頑張りたいです。

3. 最後に

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 いかがだったでしょうか。

 内容が薄いのは、面白いと思わなかったからなので勘弁してください。

 もしかすると、映画などの映像で有れば、これだけの内容なので、濃いいい映像になっているのではないかと考えます。今度、見てみます。

 

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 それでは、また。

美しい公式。「博士が愛した数式 著 小川洋子」

                             2020/06/07 PAGE58

 

 こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。

 今回読んだ本に、ちなんだ話なんですが、私は数学が大好きです。

 特に、公式を利用し、その確実性を理解した後に公式の証明を理解するのがとても楽しいのです。そんな変な人間です。(わかる人がいるとうれしいです)

 

 さて、今回私が読んだ本は、小川洋子さんが書いた、

博士が愛した数式」です。

 

 多くは語りません。早速紹介していきましょう。

 

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

  • 作者:小川 洋子
  • 発売日: 2005/11/26
  • メディア: 文庫
 

1. あらすじ

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 主人公はベテランの家政婦である。

 ある家政婦を派遣する会社ではたいていた時のことだ。

 彼女に1件の家政婦依頼が下る。

 その内容は、何人もの家政婦が辞めていっている、いわば事故物件みたいな依頼人であった。

 かれは数学者であり、博士だった。

 80分しか記憶ができない記憶障害にあっていて、子供をこよなく愛するおじいさんだった。主人公の息子も例外ではなく、多く愛され育っていく。

 彼らは80分の少ない時間で、いったい何を築き上げるのか。

 数と人間が、美しい式を並べながら、つみあげ、つながりの証明をするお話です。

2. 感想

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 感想としては、私が数学が好きであったことにより、

 この小説がかなり読みやすかったことです。

 話に出てくる、オイラーの公式(一番美しい公式とも呼ばれる)が成り立っている理由をりかいしていたりと、理系ならとにかく楽しめる内容だと思いました。

 さらに、高校数学ではほんの一部しか習わない、整数に関しても勉強になることが多く詰まっていて勉強になりました。

 理系のあなたなら、読むべきです。

3. 最後に

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 いかがだったでしょうか。私はすごくたのしめました。

 数字の美しさや強固さには、いつも驚かされていたので、良い読書時間になりました。皆様もぜひ、同じような時間をお過ごしください。

 

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 私がすすめる、好きな数式についてもお待ちしてます。

 

 それでは、また。

短い起承転結の面白さ。「きまぐれロボット 著 星 新一」

                             2020/06/06 PAGE57

 

 こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。

 アイランド秋葉原のデータを見ましたが、えげつないマイナスでしたね。

 全国でも、このようなデータが目立つかもしれません。

 もしかしたら、コンテンツから少し距離を置く機会なのかもしれないです。

 少しずつ、離れていきます。

 

 さて、今回私が読んだ本は、星新一さんが書いた、

 「きまぐれロボット」です。

 

 早速紹介していきましょう。

 

きまぐれロボット (角川文庫)

きまぐれロボット (角川文庫)

 

1. あらすじ(というか感想かも)

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 この本は、星新一さんが書いているショートショートを集めた傑作集となっているため、それぞれに物語がありあらすじが書けません。

 しかし、すべての作品が4~6ページの作品で起承転結でまとめられています。

 さらに、特徴的なところは、起承転結の起の部分がパターン化されているところです。 そのパターンとは、

 ①博士が何かしらのロボットを作る。

 ②博士が新しい動物や植物を作る。

 ③宇宙人が地球に何かしらの目的で来襲する。

 っとこんな感じのパターンに分かれていました。

 

 もしかすると、これを真似すれば星新一さんに近い面白いショートショート(SS)を書けるかもしれません。また、練習する題材としてもいいなと思いました。

2. 感想

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 この本を読んだ感想としては、全部のストーリーがしっかりとした起承転結で、

 文章の基本とはこんなにも大事なのかと理解しました。

 

 ○○作った→効果あるorヘンテコetc→しかし…。→やっぱりなぁorラッキーetc。

 このような流れで書くことで、すべての物語が面白く思いました。

 しかし、これを長い物語などに落とし込むのはまた難しいのだろうとも感じました。

 もし、現役で文章を書いている人は参考になる部分がありますので読んでみてください。

3. 最後に

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 いかがだったでしょうか。1話1話で「あぁ、天才だなぁ」と

 声が出てしまう感じの本でした。本当におすすめできる一冊です。

 まだ義務教育中のお子さんとかに見せるだけで文章力が上がることは間違いないと思います。ぜひ購入ください。

 

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 https://twitter.com/hollywood4この本を読んだ感想などもお待ちしてます‼

 

 それでは、また。

自分と向き合う。「夜のピクニック 著 恩田陸」

                             2020/06/05 PAGE56

 

 こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。

 将棋の藤井七段の快進撃にほれぼれしている今日この頃です。

 物騒な事件も起こっていてカオスな世の中です。コロナもしかり、ボウガンもしかり、暑さもしかり。嫌気がさしています。

 ただ、明日が6月6日であることが私の楽しみです。

 

 さて、脈絡のない雑談はここまでにして、

 今日私が読んだ本は、恩田陸さんが書いた、

 「夜のピクニック」です。

 

 早速紹介していきましょう。

 

夜のピクニック(新潮文庫)

夜のピクニック(新潮文庫)

 

1. あらすじ

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 主人公の学校では、年に一度、夜通し行われる「歩行祭」がある。

 朝まで、70~80㎞を歩くのだ。

 この祭りに向かって、登場人物のそれぞれが思いをもって祭りに参加する。

 特に主人公の甲田は3年間、だれにも言えなかった秘密を胸に。

 学校生活の思い出や卒業後の思いを語って歩き続ける。

 本屋大賞を受賞している青春小説です。

2. 感想

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 この本を読んだ感想としては、あぁ、似たようなことを高校時代にやったなぁっという感想です。

 彼らより、距離は短いのですが、山の中を無言で歩くというイベントに参加したことがあります。とてもしんどいのですが、自分と向き合ういい時間にもなりました。

 

 そして、本の中の彼らも自分と向き合い、考え、行動をしていました。

 すごく勇気をもらえるお話でした。

 

 また、青春系小説としても、レベルが高い印象でした。

 高校生らしい恋愛や噂の仕方に、高校時代の思い出を呼び起こされました。

 暖かいお話でした。

 

 これが現実でも、行われているのか気になり調べてみると、

 いくつかの学校では行われていることがわかりました。

 地獄の祭りではあると思いますが、一度参加してみたいです。とてもうらやましい。

3. 最後に

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 いかがだったでしょうか。恩田さんの卒業校でも実際に行われていたらしく

 、経験から生み出された小説みたいです。

 そのため臨場感がとても高く、かなり見ごたえがあります。

 ぜひ、ごらんください。

 

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 それでは、また。

違和感演出、気づけば脳汁。「イニシエーションラブ 著 乾くるみ」

                             2020/06/04 PAGE55

 

 こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。

 最近、スマブラ欲が高まってきて、さらに時間が無くなってきました。

 1日が48時間になれば幸せなのになぁ、

 っとできもしないことを願っている日々であります。

 

 さて、今回私が読んだ本は、乾くるみさんが書いた、

 「イニシエーションラブ」です。

 

 本の帯に、二度読み返す本だ!とか、

 最後の二行であなたは騙されていることに気づく!とか、

 そんな感じで書いてあったので、騙されまいと思って読みました。

 

 読み終わった結果、なんのこっちゃ意味が分からず、そもそも騙されるとかではなく謎すら理解できないありさまでした。(お恥ずかしい)

 これを書く今は、二回読んで理解していますので、早速紹介していきましょう。

(そういう意味では、違和感演出でした。)

 

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 

1. あらすじ

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 主人公とヒロインは、友達に誘われた合コンで知り合った。

 二人は順調に愛をはぐくみ愛し合った。

 これ以上にない、青春のひと時を過ごすのだった。

 そんなほろ苦さもある青春小説が続いているように見えた。

 最後の二行を見るまでは。

 様々なところに伏線を仕掛けてある。

 最後の二行に達する前に、この小説の違和感にあなたは気づくことができるのか。

 二回読んで、謎を振り返りたくなる爽快なミステリーです。

2. 感想

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 この本を読んだ感想としては、最初に気づくことができず悔しいといった感想です。

 ラストに進むにつれて、違和感が大きくなっていたのは確かだったんですが、

 物語の謎の核心に気づいたのは、やはり最後の二行だった感じですね。

 ただ、文章中に出てくる情景描写からすこし気持ち悪さを感じていたので、

 私より+20歳上の人であれば、この違和感に気づくことができるのかもしれません。

 

 皆様もこの違和感演出に気づけるかどうか、チャレンジしてみて下さい。

 (余談ですが私は̪、シト新の違和感演出が大好きです。)

3. 最後に

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 いかがだったでしょうか。私は、いつもあとがきや解説を読む人なんですが、

 この本の解説を読んだおかげで、物語の謎を完全に理解した感じになります。

 解説が違和感そのものでしたしね。ぜひ、チャレンジしてみて下さい。

 もし、読者様の中でこの本の謎に最後の二行よりも前に気づいた方がいらっしゃれば、どこの変で気づいたか連絡ください。私、気になります!お待ちしてます。

 

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 それでは、また。

さらっと読めるし、奥は深い。「アーモンド入りチョコレートのワルツ 著 森絵都」

                             2020/06/03 PAGE54

 

 こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。

 少しずつ写真を撮ることにも興味を示し始めました。

 ただ、この古いカメラからどうやってパソコンに取り込めばいいかわかりません

 助けてー。青い狸さまー。

 

 さて、いつもの余談はおいといて、

 今回私が読んだ本は、森絵都さんが書いた、

「アーモンド入りチョコレートのワルツ」です。

 知り合いにおすすめされて、今手元にあります。

 

 早速紹介していきましょう。

 

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)

  • 作者:森 絵都
  • 発売日: 2005/05/22
  • メディア: 文庫
 

1. あらすじ

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 (*これは短編小説集となっているので、最初の話を紹介させていただきます。)

 5年前から毎年夏になると、かれらはある場所に集まる。あちこちからある一人の男の子の別荘に向かって集まるのだ。彼ら5人は、この時にしか集まらない。

 そこでは、別荘の家の主である男の子にスケジューリングされて過ごしていた。

 彼の言うとおりに、勉強、遊び、その日の最後にはクラシックを聴く。

 全部彼の言いなりだった。集まり始めて5年もたったので、

 みんな体が大きくなり別荘の彼よりも優秀になったところはあった。

 しかし、誰もそれを見せることはなく不満が募っていた。

 あることをきっかけに、それらの関係は、大きく崩れてしまうのだった。

 いったい彼らはどうなってしまうのか。

2. 感想

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 感想としては、ファンタジーの世界ではなくノンフィクションですと言われても信じてしまう内容のお話でした。

 心の動きも実際の考えそうな感じで、読めば読むほど、

 のめりこんで、体験しているような感じになりました。

 3つの小説で短編なのでスラっと読めるしおすすめです。

 皆様もぜひどうですか?

3. 最後に

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 いかがだったでしょうか。

 甘酸っぱい青春を感じるならこの本です。と強くお勧めします。

 現実から離れていないところもかなり評価の高いポイントです。

 忘れてしまった少年ハート(少女ハート)を取り戻してみてください。

 

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 それでは、また。

心のもとに、人がいる。「コンビニ人間 著 村田沙耶香」

                             2020/06/02 PAGE53

 

 こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。

 写真を撮ることに興味を持った私ですが、今日はある観光地に写真を撮りに行ってました。日陰は涼しく回りやすかったのですが、ひなたはすごくしんどかったです。

 これはもうすぐ夏が来る合図です…。日傘でも買おうかな…。

 

 さて、今回私が読んだ本は、村田沙耶香さんが書いた、

 「コンビニ人間」です。

 芥川賞を受賞しており、現代世界に問いかけるような内容になっています。

 

 早速紹介していきましょう。

 

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

 

1. あらすじ

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 主人公は、昔からおかしいとさげすまれていました。

 どこのカウンセリングに行っても、彼女はどこを直さなければならないのかわからないのだから。

 

 壊れていると思われてきた彼女も、大学生になり、コンビニでアルバイトを始めた。

 ただこれだけで、周りからは人間扱いされた。

 そして自分にもあっている気がしていた。

 そうやって36歳まで生きてきた。ずっとコンビニバイトをして。

 

 そんな彼女の職場に婚活目当ての男がアルバイトで入った。

 この男が曲者で、壊れた二人の同棲生活が始まる。

 今の世界の在り方を問う小説です。

2. 感想

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 本を読んだ感想としては、最初の入りがとても魅力的でした。

 個性の強い主人公が、社会から排除されがちな世界です。

 それを助けたのが、「店員」の仮面をかぶることのできるコンビニ。

 これは、かなり感慨深いものを感じました。

 みんなと違うものを排除しようとする姿勢は、本当に怖いものを感じます。

 この小説に出てくる「人間」になっていないか振り返ることができました。

 

 ぜひ、どうぞ。

3. 最後に

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 いかがだったでしょうか。

 私たちに何かを問いかける小説でしたね。

 今一度、自分の言動を考え直すきっかけになる話でした。

 見る人によっていろいろな考え方が出ると思いますので、

 いろいろな人に見てほしいです。よろしければ、ぜひ。

 

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 それでは、また。