ずっと波立つ物語「告白 著 湊かなえ」
2020/05/27 PAGE47
こんにちは。はりー(id:HollyWoodLog)です。
最近、隔日更新にしようかと考えていましたが、本を1冊読まないと気持ち悪くなるようになりました。習慣化するとこんな異常事態になるんですね。
本を読むペースが速くなっていますし、2冊読むのもありかなとも考え始めました。
(ころころいってることがかわってるって? 気分屋なので悪しからず…。)
さて、今回私が読んだ本は、湊かなえさんが書いた、
「告白」です。映画化されているみたいです。読み終わった身としては、どのように映画をまとめているのか気になっています。今度レンタルしてきますね。
それでは、紹介していきましょう。
1. あらすじ
「私の娘、愛美は死にました。これは事故ではありません。このクラスの生徒に殺されました。」
この一言で物語は幕を開けます。
いったい何が目的で娘が死ぬことになったのか、どうして犯人が警察に捕まらないのか、犯人はいったい誰なのか。
すべてを知っている先生は、事細かに語りだします。
そして、犯人に直接、制裁を下すのです。警察の逮捕など社会的に制裁を加えるのではなく。
そして犯人たちはクラスから追放される。その時の彼らの心情はどのように動くのか。
休まる時がない、ずっと荒くれた海を進んでいるような物語です。
2. 感想
本を読んだ感想としては、どの登場人物をとってもストーリーが充実していて、飽きないというのが感想です。語り手が次々と変わっていて、事件やクラスの全容が書けらのように集まる。
パズルみたいなミステリーでした。(ミステリーってそんなものでしたね。)
もう一つ特徴的だったのはHIVを物語で使用しているところです。
これは、なんともいえない気持ち悪さがありました。
抵抗があるとするなら、この一点だけでした。
性病としても扱われ、一時期話題になっていたような気がします。
それをこんな使い方するのは、かなりえぐい気がします。
(もしかしたらこの小説が出た当初もそんな議論があったかもしれないですね)
それを加味しても、この小説はおすすめできます。
読んだことのない人は見てみてください。
3. 最後に
いかがだったでしょうか。読み終わった後の疾走感はたまりませんでした。
湊かなえさんはいいですね。がんがん心を揺さぶられます。
皆様もぜひ、ごらんください。
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